私の従者は…

薔薇園学院は実力主義的なところがあり、生徒会役員になれるのはその学年で優秀な成績を収めた者だけ。ここでの優秀な成績とは勉強だけではなく、運動や素行など総合的に判断される。さらにそこから生徒による選挙によって選ばれる。
「お嬢様、着きました」
「ありがとう」
気づいたら学校に着いたようだ。
私と伊織はクラスも一緒なので一緒に教室へ向かう。
「会長、おはようございます」
声をかけてきたのは境 美璃(さかい みり)同じ生徒会の仲間だ。
「おはよう。美璃ちゃん」
「副会長もおはようございます」
「おはようございます」
「相変わらずお二人のオーラはすごいですね。眩しくてまともに見れない方が多いみたいですよ」
美璃ちゃんがチラッと目線を移す。すると周囲の生徒がヒソヒソ話しながらこちらを見ているのに気がついた。これもいつものことだ。名の知れた家の1人娘で生徒会長、しかも伊織もイケメンで目を引く。私は常に見られる存在。それが時に鬱陶しく思うがこれも西園寺家の宿命だ。
「凛ちゃん、おはよ」
横から覗いてきたのは小鳥遊 悠真(たかなし ゆうま)。彼も生徒会役員で大企業の御曹司。まだ何も言われてはいないが1番結婚する可能性が高い婚約者候補と言ったところだ。