私の従者は…

「ありがとうございました!」
5人でまたステージ中央に並びもう一度頭を下げて裏へと戻る。
「とっても盛り上がりましたね」
「みんなお疲れ様。とっても良かったわ」
「会長もお上手で驚きました」
「そうだよね〜」
「ありがとう。さぁ残りの時間目一杯楽しみましょう」
「はい!」
余興が終わり役目がひと段落したのでパーティーを楽しんだ。他の卒業生と飲み物を飲みながら談笑した後、ダンスも踊った。
「本当に綺麗だよ。凛」
「先程も聞きましたがありがとうございます」
「改めて卒業おめでとう。あんなに小さかった凛がもう高校卒業なんて…」
「泣かないでください」
「すまない」 
「お父様とお母様のおかげでここまで来れました」
「そんな事言わないでくれよ。泣いてしまう」
「うふふっ。これからもよろしくお願いします」
「もちろんだ」
そこで音楽が止んだ。
「ありがとう。楽しかったよ」
「私もです。お父様はこの後どうされますか?」
「お母さんの所に戻るよ」
「では私も一緒に」
「いや凛には次の相手が待っているだろ?」
そう言って目線を移したその先を見るとそこには伊織がいた。
「一緒に踊って頂けますか?」
伊織は手を差し出している。周りが少しざわつく。
「もちろん」
そう言って私はその手を取った。