私の従者は…

さて私はというと来場者の様子を見た後、希咲羅ちゃんと一緒に余興の準備に取り掛かる。書道のための大きな半紙を用意し持って来たヴァイオリンの準備もする。
「皆さん楽しんで頂けるようで良かったですね。安心しました」
「ええ。余興よろしくね」
「はい。精一杯やらせて頂きます」
「なんだか少し申し訳ないわ」
「申し訳ない?」
「みんなだって卒業生でパーティーを楽しみたいはずなのに」
「それは会長も同じでは?それにこれは生徒会としての立派な仕事です」
「そうね」
「余興が終われば時間ができますよ。たくさん楽しみましょう」
そうしていよいよ余興の時間だ。
希咲羅ちゃんと伊織は動きやすく汚れも目立たない服に着替えている。美璃ちゃんが余興のアナウンスをした。
「ご来場の皆様、お待たせいたしました。これから生徒会役員による余興を始めます。ゆっくりとお楽しみください」
そして美璃ちゃんが戻っていたところで5人揃ってステージに上がると拍手と歓声が響いた。頭を下げてから私達はそれぞれ場所に着く。悠真くんのピアノの音で始まり音楽が鳴り響くと希咲羅ちゃんがダイナミックに紙に筆を置いていく。私が提案した以上成功するか不安だったがパフォーマンスが終わると会社は溢れんばかりの拍手に包まれた。