私の従者は…

そうして迎えたお茶会の日。
私は伊織と共に車内にいた。先程伊織が手土産のお菓子を買って戻ってきた。卒業パーティーの準備は全て終了し後は当日を待つだけとなった。
伊織と希咲羅ちゃんは生徒会の仕事に加え余興のための準備で忙しかったと思う。
「お嬢様、着きました」
その声に車を降りると希咲羅ちゃんが出迎えてくれた。
「会長、副会長、ようこそ。我が家へ」
「希咲羅ちゃん学校じゃないのだからもう少し楽にして」
「分かりました。凛さん、伊織さん」
「あっこれお土産よ。今話題のお菓子屋さんらしいのだけど大丈夫かしら?」
「ありがとうございます。もう皆さん揃っております。さっそくお菓子頂きましょう。こちらへ」
希咲羅ちゃんについて行き部屋に入ると確かにみんな揃っていた。
「こんにちは」
「やっほー。2人とも遅いよ」
「ごめんなさい。遅れてしまって」
各自席に着く。
「皆さん会長からお菓子を頂いたので食べましょう」
「えっお菓子?」
「今話題のお店らしいの」
「美味しそうです」
「本当は我が家自慢のガーデンテラスにご案内したかったのですけど今は冬で…こんなところでごめんなさい」
「いいえ全然。この紅茶も美味しいですしそれにお菓子も。大満足です」