私の従者は…

意識が伊織の方に向きすぎていたようだ。
「そんな事ないわ。とっても美味しいわよ」
慌てて否定した。
「そうですか。良かったです」
夕食を食べ終わり、次は入浴だ。
メイドが入れてくれた親にお気に入りのいつもの入浴剤を浮かべ準備をする。
「お嬢様、お湯のお加減はいかがでしょうか?」
「ちょうどいいわ。ありがとう」
浴室のドアの向こうからメイドが尋ねてきた。
「かしこまりました」
ゆっくりとお湯に浸かって暖まる。
お風呂から上がると琴ちゃんを含め数人のメイドが待機しており、髪や肌など全身をケアしてくれる。
「他にどこか足りないところはありますか?」
「大丈夫よ。もうみんなも休んでちょうだい」
「かしこまりました。おやすみなさいませ」
するとノックの音がする。 
「お嬢様、ご入浴はお済みですか?」
「ええ。どうぞ」
「あの希咲羅さんとのお茶会のご予定は決まりましたか?」
「あーちょっと待って」
スマホを確認しようとしたがその前に止められた。
「まだ決まっていないのなら大丈夫です。明日も学校に行きますよね?その時で」
「分かったわ」
「そろそろ夜も遅いですからベッドにお入りください」
私がベッドに入ると伊織が布団を掛けてくれた。