「確かにそうね。後でお店教えておいてくれる?」
「かしこまりました」
やがて琴葉が下がると伊織はお茶の準備を始めた。
「いい匂い」
「最近お疲れのようでしたので」
「それはあなたもじゃない」
「お嬢様に比べたら…」
「あなたもこっちに座って一緒に飲みましょう」
「仕事中です」
「ちょっとくらいいいじゃない」
私は自分の隣をポンポンと叩いた。
「仕方ないですね。少しだけですよ」
「やった!」
私は思わず破顔した。その姿を見て伊織はやれやれという感じで笑って隣に座った。
2人でカップに口をつけると紅茶の香りと温かさが染み渡る。
「美味しいね」
「はい」
「2人っきりなんだから敬語はやめて」
「分かった」
「今日はごめんね」
「うん?」
「新しい服のこと無理やり言っちゃったじゃない」
「ああ。あれな。確かに強引だったとは思うけど俺のためを思って言ってくれたんだろ?」
伊織のラフな一人称は俺だ。真面目な時のギャップもドキドキする。
「それもあるけど本当は自己満足のためよ」
「自己満足?」
「伊織の新しい服が見たかったの。かっこいいの。いつも制服か執事服ばかりだから」
そう言った瞬間、伊織が目を見開いた。
「そういうこと無自覚に言うんだもんなぁ」
「かしこまりました」
やがて琴葉が下がると伊織はお茶の準備を始めた。
「いい匂い」
「最近お疲れのようでしたので」
「それはあなたもじゃない」
「お嬢様に比べたら…」
「あなたもこっちに座って一緒に飲みましょう」
「仕事中です」
「ちょっとくらいいいじゃない」
私は自分の隣をポンポンと叩いた。
「仕方ないですね。少しだけですよ」
「やった!」
私は思わず破顔した。その姿を見て伊織はやれやれという感じで笑って隣に座った。
2人でカップに口をつけると紅茶の香りと温かさが染み渡る。
「美味しいね」
「はい」
「2人っきりなんだから敬語はやめて」
「分かった」
「今日はごめんね」
「うん?」
「新しい服のこと無理やり言っちゃったじゃない」
「ああ。あれな。確かに強引だったとは思うけど俺のためを思って言ってくれたんだろ?」
伊織のラフな一人称は俺だ。真面目な時のギャップもドキドキする。
「それもあるけど本当は自己満足のためよ」
「自己満足?」
「伊織の新しい服が見たかったの。かっこいいの。いつも制服か執事服ばかりだから」
そう言った瞬間、伊織が目を見開いた。
「そういうこと無自覚に言うんだもんなぁ」


