【完結】正体を隠す最強魔導士様と、役立たずと蔑まれて追放された令嬢の♡拗らせ恋♡

sideロロドロア

伯爵になり、大きな屋敷と領地を貰い、俺たちには幸せで平和な時間が訪れていた。

しかし、一つ足りないものがある。

それは、初夜を今だにしてないという事。

シェリエはどう思っているんだろうか?

まさか、このまま、お爺さん、お婆さんになるまでプラトニックを貫くのか?

それはごめんだ。

何としても彼女をその気にさせたいのだ。

俺は3日後の結婚記念日に彼女に夜這いをかける事を心に決めた。
酒を飲んでしまえば、あとは知ったことか!

そうまで思った。

♦︎

その日、俺たちは結婚記念日で。
2人でゆっくり過ごす為に、王都外れの公園でピクニックしていた。

シェリエの手作りのお弁当はおいしかったし、空も晴れて居て、桜も咲いており、申し分ないシチュエーションだったが、やはり俺は彼女の全てを手に入れたかった。

「あら、ロロドロア様?
どうされましたの?
あまり食べてないようですけれど?」

彼女は変なところだけ鋭い。

「いいや、美味しいよ。
だけど、なんだか少し緊張していて。」

「緊張?
今更ですか?」

彼女はキョトンとする。

「シェリエ、池の鳥達にパン屑をあげようか。」

「えぇ、いいですわね。」

そして、俺たちは池の鳥にパン屑をあげながら、色々と話し、最後にボートに乗った。

それは幸せを絵に描いたような瞬間だったが、それでも俺には物足りなかった。

「ねぇ、シェリエ?」

「なんですの?」

「君はこのままで、その、平気なのか?」

「えっ?
何のこと…?」

「つまり、俺たちは本当の意味で結ばれていない…」

そう言うと、彼女は赤くなって俯いた。

そして、小さな声で

「わ、私も、その、ロロドロア様と…
結ばれたい…です…わ…」

と言った。

そして、熱い夜は続いていくのだった。

happy end…🌻