あの陰陽師――芦ヶ谷緋暮と(不運にも)再会してしまった放課後。
ホームルームが終わった瞬間、私は彼の首根っこを掴み、体育館裏へと連れていった。
ヘラヘラと笑いながら大人しく引き摺られてきた彼は、余裕そうに体育館の外壁に背をもたれさせて笑う。
「こんなとこに呼び出しやなんて、随分ベタやなぁ。早速告白?」
「ち! が! う!」
告白だなんてとんでもない、ただ人のいない場所で問い詰めたいだけだった。
「あのね、こんな変な時期の転校生が陰陽師だなんて、どう考えても怪しいでしょ! 一体何が目的なの!?」
「なんや。東部陰陽寮から聞いてへんの?」
東部陰陽寮。それは、人々が寝泊まりするような一般的な寮のことじゃない。
陰陽寮っていうのは、私たち陰陽師が所属する機関の名前だ。
全国をおおまかに四分割した東部・西部・北部・南部に分かれていて、東京に住む私はその中の東部陰陽寮に所属していた。
「聞いてないって、何を?」
「はぁ。京都から来たいう自己紹介で普通分かりそうなもんやけど……しゃーないから説明したるわ」
「あんたねぇ……!」
「僕、西部陰陽寮から派遣されてんねん」
主に前半部分の無駄に挑発的な言い方に、青筋がピキリと浮いた。
「西部が何で? 陰陽師の数なら東部の方が多いのに」
「へぇ、流石に人数くらいは把握してんねや」
「殴っていい?」
意外だとでも言いたげな口調に、二つ目の青筋が浮く。
「で、上層部の命令についてやけど」
緋暮の次の言葉に、私は耳を疑うことになった。
「――僕と椿ちゃんで陰陽師バディ、組むんやって」
は、はぁ〜〜!?!?
ホームルームが終わった瞬間、私は彼の首根っこを掴み、体育館裏へと連れていった。
ヘラヘラと笑いながら大人しく引き摺られてきた彼は、余裕そうに体育館の外壁に背をもたれさせて笑う。
「こんなとこに呼び出しやなんて、随分ベタやなぁ。早速告白?」
「ち! が! う!」
告白だなんてとんでもない、ただ人のいない場所で問い詰めたいだけだった。
「あのね、こんな変な時期の転校生が陰陽師だなんて、どう考えても怪しいでしょ! 一体何が目的なの!?」
「なんや。東部陰陽寮から聞いてへんの?」
東部陰陽寮。それは、人々が寝泊まりするような一般的な寮のことじゃない。
陰陽寮っていうのは、私たち陰陽師が所属する機関の名前だ。
全国をおおまかに四分割した東部・西部・北部・南部に分かれていて、東京に住む私はその中の東部陰陽寮に所属していた。
「聞いてないって、何を?」
「はぁ。京都から来たいう自己紹介で普通分かりそうなもんやけど……しゃーないから説明したるわ」
「あんたねぇ……!」
「僕、西部陰陽寮から派遣されてんねん」
主に前半部分の無駄に挑発的な言い方に、青筋がピキリと浮いた。
「西部が何で? 陰陽師の数なら東部の方が多いのに」
「へぇ、流石に人数くらいは把握してんねや」
「殴っていい?」
意外だとでも言いたげな口調に、二つ目の青筋が浮く。
「で、上層部の命令についてやけど」
緋暮の次の言葉に、私は耳を疑うことになった。
「――僕と椿ちゃんで陰陽師バディ、組むんやって」
は、はぁ〜〜!?!?
