「いつかは恋が叶うかもなんて、無責任なことは言えないけどさ。私で良ければまた遊びに来るし、恋バナでも何でも聞かせてよ」
「な、何よ……陰陽師のくせに!」
ハンカチを差し出すと、橋姫は視線を左右に数往復させたあと、受け取ってくれた。
涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔を拭いながら、彼女はくぐもった声をあげる。
「わたくし、失恋を数十年引き摺るような重い女なんだから! すぐに忘れるなんて出来ない、貴女だってきっとうんざりするわっ!」
「しないよ」
綺麗な瞳を見つめる。
「それに、忘れる必要なんてない。新しい恋を見つけるまではその気持ちも、大切に持ってて良いんじゃない?」
そう言うと、橋姫は声をあげて泣きだした。
「な、何よ……陰陽師のくせに!」
ハンカチを差し出すと、橋姫は視線を左右に数往復させたあと、受け取ってくれた。
涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔を拭いながら、彼女はくぐもった声をあげる。
「わたくし、失恋を数十年引き摺るような重い女なんだから! すぐに忘れるなんて出来ない、貴女だってきっとうんざりするわっ!」
「しないよ」
綺麗な瞳を見つめる。
「それに、忘れる必要なんてない。新しい恋を見つけるまではその気持ちも、大切に持ってて良いんじゃない?」
そう言うと、橋姫は声をあげて泣きだした。
