その数日後、私たちは犬飼さんに呼び出された。
「次の任務だが……二人にはカップルのフリをしてもらう」
「はぁ?! 絶対イヤ!」
拒否反応を見せた私に、犬飼さんは苦笑いを浮かべる。
「詠暦院によると、橋姫が最近暴れてるらしくてな。恐らく、妖魔化している」
「あ〜、なるほど」
「え、どういうこと? 橋姫って何?」
首を傾げると、緋暮は「やれやれ」と肩をすくめる。
「カップルを見ると悪さするっちゅう、橋のあやかしや。そんなことも知らへんの?」
「ぐっ……だってあやかしって数え切れないくらいいるじゃん! 普通覚え切れないよ!」
むしろ何で緋暮は知ってるんだって一瞬思ったけど。よく考えたらこの男、あやかし法を全50条暗記してるようなやつだった。
「橋姫は嫉妬深いあやかしや。せやからカップルのフリして誘き出そうってこと」
「その通り! そんじゃ後はよろしく」
それだけ言い残し、犬飼さんは去っていく。
「何で私たちが!」
「ふーん。僕やなくて、保科くんが良かった?」
「え?」
「次の任務だが……二人にはカップルのフリをしてもらう」
「はぁ?! 絶対イヤ!」
拒否反応を見せた私に、犬飼さんは苦笑いを浮かべる。
「詠暦院によると、橋姫が最近暴れてるらしくてな。恐らく、妖魔化している」
「あ〜、なるほど」
「え、どういうこと? 橋姫って何?」
首を傾げると、緋暮は「やれやれ」と肩をすくめる。
「カップルを見ると悪さするっちゅう、橋のあやかしや。そんなことも知らへんの?」
「ぐっ……だってあやかしって数え切れないくらいいるじゃん! 普通覚え切れないよ!」
むしろ何で緋暮は知ってるんだって一瞬思ったけど。よく考えたらこの男、あやかし法を全50条暗記してるようなやつだった。
「橋姫は嫉妬深いあやかしや。せやからカップルのフリして誘き出そうってこと」
「その通り! そんじゃ後はよろしく」
それだけ言い残し、犬飼さんは去っていく。
「何で私たちが!」
「ふーん。僕やなくて、保科くんが良かった?」
「え?」
