【完結】天才弁護士の溺愛ミステリー

side宇賀神玲

僕たちは、毒殺事件も終わり、長野県のビルツ山荘に向かいました。
ビルツ山荘からは、北アルプスや南アルプスが見渡せる、見晴らしの良い山荘です。
可愛らしい雷鳥もひょっこりと顔を出したりして、きっと綾乃の心を溶かしてくれるでしょう。

「わぁ!
綺麗な山ですね!」

「でしょう?
結構調べたんですよ。」

ビルツ山は小高い山で、中腹に山荘があります。
ビルツ山から街へ降りるには橋を渡らないといけません。

僕たちは街に車を停めて、橋を渡って山に登りました。

山荘に到着すると、オーナーの佐藤さん夫妻がお出迎えしてくれました。

「どうも、この度はビルツ山荘にお越しいただきまして、ありがとうございます。
少人数経営の為色々とご迷惑をおかけするかもしれませんが、精一杯やらせてもらいますので、よろしくお願いします。
佐藤哲夫(さとうてつお)と妻の佐藤美乃(さとうよしの)です。」

「お世話になります。
宇賀神玲(うがじんれい)姫川綾乃(ひめかわあやの)です。」

僕は挨拶しました。

すぐに3階の部屋に案内されました。

夕食はもうすぐだそうです。
夕食は1階のホールで山荘に泊まってるいる宿泊客のみなさんと一緒に取るらしいです。

「わぁ!
あれって綺麗な花!
山地に咲くなんていう花だろ?」

綾乃は上機嫌です。

「綺麗ですね。
なんていう花でしょうね?」

僕も合わせます。

そして、夕食になり、大きな暖炉が焚いてあるホールに向かいました。
まだ、2月。
山荘は寒いです。

ホールには大きなピアノがあり、ある女性がクラシックを弾いていました。

「わぁ、すごい…
ピアノまで…」

綾乃が言います。

「こんにちは。」

その時品の良い40代くらいの男性が話しかけてきました。

「こんにちは。
宿泊客の方ですか?」

「えぇ、東雲良吾(しののめりょうご)と申します。
兄夫婦達が主催した親戚一同での山荘旅行中でして。
ピアノの弾いてるのは、相根美佳(さがねみか)

兄夫婦の娘さんですよ。
もう、嫁に行ってて苗字は変わっていますがね。」

「そうですか。
短い間のお付き合いですが、よろしくお願いします。
宇賀神玲と姫川綾乃です。」

僕は挨拶します。

ワインとチーズが運ばれてきました。

「お二人はカップルですか?」

「い、いえ、同僚の…」

「はい、そうです!」

なんで否定するんですかっ!?
ただの同僚じゃ無いでしょう!?

「はははっ、若い人は良いですね。
いや、ここは良い場所ですよ。
思い出作りには最高ですねぇ。」

東雲良吾さんは笑ってそう言いました。

そして、素朴で上品な料理に舌鼓を打ちつつ、東雲一族とも仲良くなった僕たちは、夕食後に部屋へと戻りました。

さぁ、ドキドキの初エッチです!