私は燐牙さんの社会常識の無さに呆れつつあった。
彼は欲しい物はケンカして奪う。
気に入らない奴は消す。
というような世界で生きていた人物であり、その燐牙さんに社会常識を教えるのはかなりの苦労だった。
その日、燐牙さんにボールペンとノートを渡した。
「なんだよ、これ…?」
「彼氏ノートです。
1番最初のページに空欄の表が書いてあるでしょう?」
「あぁ…
だから、何なんだよ、これ?
早くSEXさせろよ。」
一言多い彼。
「その表が満杯まで溜まったら…
ご褒美はSEX!」
「マジかよ!
よぅし、やるぞ!!!
やってやる!
ここに、鬼千会の若頭あり、だ!!!」
「はい、早速マイナス10点!」
「え…!?
マイナスとかあんの!?」
「もちろんあります。
1000点にならないと、ご褒美はあげませんよ?」
「ふざけんな!
1000点とか貯まるはずねぇだろ!」
「はい、マイナス50点。
美しい言葉を心がけましょう。
燐牙さん、表の後ろのページは空白ですよね?
そこに、今から言う事を書いてください。」
「えー、マジかよ…
ダリィな…」
「書きますよね!?」
「か、か、書きます…」
「まず、①ヤクザ言葉は使わない!
シメるぞ、こらぁ!
→本気で痛い目に遭わせますよ?」
「ちょ、ちょっと待て、梨紗!
そんな、『本気で痛い目に遭わせますよ?』とかで相手が芋引く訳ねぇだろ!
『シメるぞ、ごらぁぁぁ!』だろーよ!」
「聞いてました?
ヤクザ言葉は使わない!
って言ってるんです!
そーんな、野蛮な言葉とんでもない!!!」
私は言う。
「マジかよ…」
「続けます。
ナメとんのか、ワレ?
→私を馬鹿にしているんですか?」
「嘘だろ!
ヤクザが『私を馬鹿にしているんですか?』なんて、死んでも言わねーよ!」
「だから、ヤクザを忘れなさいってば!
ここでは良いけど、私とデートの時は一般人やってもらいます!
続けます。
ごら、表出ろや!
→ちょっと外で話しましょうか?」
「うーーーん…
なんて言うか…
締まらねぇよな…」
燐牙さんは頭を抱える。
「続けます。
指一本じゃ、済まんで?
→重大なレベルの問題ですよ?」
私の講義は延々と続いていく。
燐牙さんは必死でメモする。
「ちょっとそこまでのノート見せてくださいよ。」
「おぅ、いいぞー。」
燐牙さんから、ノートを受け取る。
き、き、汚い…!
まるでミミズが這ったような字だ…!
「燐牙さん、これ、リですか?ソですか?」
「ばぁか、そんなの…
…あれ?
どっちだ?
まぁ、リもソも変わりねーんじゃね?」
私は呆れ果てて言葉も出なかった。
その日、燐牙さんはマイナス80点を記録した。
彼は欲しい物はケンカして奪う。
気に入らない奴は消す。
というような世界で生きていた人物であり、その燐牙さんに社会常識を教えるのはかなりの苦労だった。
その日、燐牙さんにボールペンとノートを渡した。
「なんだよ、これ…?」
「彼氏ノートです。
1番最初のページに空欄の表が書いてあるでしょう?」
「あぁ…
だから、何なんだよ、これ?
早くSEXさせろよ。」
一言多い彼。
「その表が満杯まで溜まったら…
ご褒美はSEX!」
「マジかよ!
よぅし、やるぞ!!!
やってやる!
ここに、鬼千会の若頭あり、だ!!!」
「はい、早速マイナス10点!」
「え…!?
マイナスとかあんの!?」
「もちろんあります。
1000点にならないと、ご褒美はあげませんよ?」
「ふざけんな!
1000点とか貯まるはずねぇだろ!」
「はい、マイナス50点。
美しい言葉を心がけましょう。
燐牙さん、表の後ろのページは空白ですよね?
そこに、今から言う事を書いてください。」
「えー、マジかよ…
ダリィな…」
「書きますよね!?」
「か、か、書きます…」
「まず、①ヤクザ言葉は使わない!
シメるぞ、こらぁ!
→本気で痛い目に遭わせますよ?」
「ちょ、ちょっと待て、梨紗!
そんな、『本気で痛い目に遭わせますよ?』とかで相手が芋引く訳ねぇだろ!
『シメるぞ、ごらぁぁぁ!』だろーよ!」
「聞いてました?
ヤクザ言葉は使わない!
って言ってるんです!
そーんな、野蛮な言葉とんでもない!!!」
私は言う。
「マジかよ…」
「続けます。
ナメとんのか、ワレ?
→私を馬鹿にしているんですか?」
「嘘だろ!
ヤクザが『私を馬鹿にしているんですか?』なんて、死んでも言わねーよ!」
「だから、ヤクザを忘れなさいってば!
ここでは良いけど、私とデートの時は一般人やってもらいます!
続けます。
ごら、表出ろや!
→ちょっと外で話しましょうか?」
「うーーーん…
なんて言うか…
締まらねぇよな…」
燐牙さんは頭を抱える。
「続けます。
指一本じゃ、済まんで?
→重大なレベルの問題ですよ?」
私の講義は延々と続いていく。
燐牙さんは必死でメモする。
「ちょっとそこまでのノート見せてくださいよ。」
「おぅ、いいぞー。」
燐牙さんから、ノートを受け取る。
き、き、汚い…!
まるでミミズが這ったような字だ…!
「燐牙さん、これ、リですか?ソですか?」
「ばぁか、そんなの…
…あれ?
どっちだ?
まぁ、リもソも変わりねーんじゃね?」
私は呆れ果てて言葉も出なかった。
その日、燐牙さんはマイナス80点を記録した。



