side新田亜美
次の日から、お客は居なくなった…
いくら、鬼千会幹部の吉野さんが私を応援してくれた所で、私が燐牙さんに捨てられたのは明白であり、そんな私に客は付かなかった…
もう、年齢も年齢だったが、昨日までシャンパンタワーを山のように空けていたのとは勢いが違った。
店の女達はそんな私を見て、良い気味だ、と嘲笑った。
私は連日客が呼べない状態にまでなり、他の店へ斡旋された。
《《風俗》》だった…
私はNo. 1のプライドさえ捨てて、汚らしい男達に身体を開き、汚いモノを舐めしゃぶった。
今更、昼の世界で生きていく術など、私には無かった…
一ノ瀬燐牙を恨んだ…
だけど、相手は鬼千会の若頭であり、私の恨みなど伝わることは1ミリも無かった…
♦︎♦︎♦︎
そんなある日、海勝会の構成員だと名乗る男が風俗にやってきて、私を指名した。
私とセックスをして、気をよくした男はペラペラと内部情報を喋った。
「鬼千会と抗争するかもしれねぇ。」
その言葉に私は飛びついた。
「ねぇ、私を海勝会の若頭の元に連れて行ってくれない?
私は五年間も鬼千会の一ノ瀬燐牙の女だったの。
鬼千会の内部情報を握ってるわ。
私を連れて行ったら、あなたにも報酬が出るんじゃ無い?」
私はそうささやいた。
95%くらいは本当の事だった。
報酬が出るかは知らないが。
男は一旦上に電話すると言った。
そして、話はとんとん拍子に進み、私は海勝会の若頭・海堂隼人の元に連れて行かれた。
私はキャバクラ時代のように出来るだけ身綺麗にして、海堂と会った。
彼は私を値踏みするように上から下まで見た。
「へぇ…
風俗に居たにしては、良い女じゃないか?
まぁ、元一ノ瀬燐牙の女なら、それなりの器量か。」
彼は興味無さそうにそう言ったが、私の身体に興味ある事はなんとなく分かった。
しめた!
後は言葉選びを間違えてはいけない。
「燐牙…いえ、一ノ瀬の情報はかなり深い所まで知っています。
鬼千会に対抗するなら、私の力は役に立つはずです。」
「…お前にメリットは?」
「私は、ただ…
燐牙の事を愛していました…
一度も言えなかったけれど…
だから、彼が地獄に落ちるのを見ることが出来るなら…
本望です。」
私のその言葉は、その言葉だけは真実だった。
「ふん、哀れな女だ…
良いだろう。
お前を利用してやろう。
利用価値があれば、風俗にも行かなくてもいい。
お前くらいの食い扶持は面倒見てやるさ。」
海堂は言った。
「…ありがとうございます。」
そして、その日海堂とセックスして、私は海堂の女になったのだ。
次の日から、お客は居なくなった…
いくら、鬼千会幹部の吉野さんが私を応援してくれた所で、私が燐牙さんに捨てられたのは明白であり、そんな私に客は付かなかった…
もう、年齢も年齢だったが、昨日までシャンパンタワーを山のように空けていたのとは勢いが違った。
店の女達はそんな私を見て、良い気味だ、と嘲笑った。
私は連日客が呼べない状態にまでなり、他の店へ斡旋された。
《《風俗》》だった…
私はNo. 1のプライドさえ捨てて、汚らしい男達に身体を開き、汚いモノを舐めしゃぶった。
今更、昼の世界で生きていく術など、私には無かった…
一ノ瀬燐牙を恨んだ…
だけど、相手は鬼千会の若頭であり、私の恨みなど伝わることは1ミリも無かった…
♦︎♦︎♦︎
そんなある日、海勝会の構成員だと名乗る男が風俗にやってきて、私を指名した。
私とセックスをして、気をよくした男はペラペラと内部情報を喋った。
「鬼千会と抗争するかもしれねぇ。」
その言葉に私は飛びついた。
「ねぇ、私を海勝会の若頭の元に連れて行ってくれない?
私は五年間も鬼千会の一ノ瀬燐牙の女だったの。
鬼千会の内部情報を握ってるわ。
私を連れて行ったら、あなたにも報酬が出るんじゃ無い?」
私はそうささやいた。
95%くらいは本当の事だった。
報酬が出るかは知らないが。
男は一旦上に電話すると言った。
そして、話はとんとん拍子に進み、私は海勝会の若頭・海堂隼人の元に連れて行かれた。
私はキャバクラ時代のように出来るだけ身綺麗にして、海堂と会った。
彼は私を値踏みするように上から下まで見た。
「へぇ…
風俗に居たにしては、良い女じゃないか?
まぁ、元一ノ瀬燐牙の女なら、それなりの器量か。」
彼は興味無さそうにそう言ったが、私の身体に興味ある事はなんとなく分かった。
しめた!
後は言葉選びを間違えてはいけない。
「燐牙…いえ、一ノ瀬の情報はかなり深い所まで知っています。
鬼千会に対抗するなら、私の力は役に立つはずです。」
「…お前にメリットは?」
「私は、ただ…
燐牙の事を愛していました…
一度も言えなかったけれど…
だから、彼が地獄に落ちるのを見ることが出来るなら…
本望です。」
私のその言葉は、その言葉だけは真実だった。
「ふん、哀れな女だ…
良いだろう。
お前を利用してやろう。
利用価値があれば、風俗にも行かなくてもいい。
お前くらいの食い扶持は面倒見てやるさ。」
海堂は言った。
「…ありがとうございます。」
そして、その日海堂とセックスして、私は海堂の女になったのだ。



