ライバルがユーレイなんて聞いてない!



「次に会えるのは来年のお盆かぁ。そう思うとさみしいよな」


 ユッキーが口をへの字に曲げる。


「もしかしたら、来年は会えないかも」

「ええっ!? なんでだよ、八雲!」

『えー!? オレ来年も会いに行くつもりだったんだけど! 来年はニンジンでトラ作ってもらおうと思ってたのにっ』


 なんで今度はトラなんだよ……。


「だって、生まれ変わってるかもしれないでしょ」

「生まれ変わる?」

「そう。たまにいるんだ、最近見なくなったユーレイがいるなと思ったら、魂が生まれ変わっていたこと」


 それってつまり、雷斗が別の人間として転生するってこと……?

 マンガとかアニメで見たことあるやつだ。


『マジで?』

「どうしたら生まれ変わるのか俺もわからないから何とも言えないけど、そういう可能性もある」

『生まれ変わる、か……考えたこともなかったな』


 雷斗は目からウロコだと言わんばかりに、何度も瞬きしていた。


「もし雷斗が生まれ変わったら、今度こそいっしょに遊べるね」

「でもさ、来年生まれ変わってもまだ赤ちゃんだろ? 雷斗ってわかるかなぁ」

「それはどうだろうねぇ」


 双子はうーーん、とうなっていた。


「わかるよ」