雷斗が成仏してから、早いものでもう二週間が過ぎた。
俺はいつもの日常に戻っていた。
サッカー部の練習に行ったり、夏の大会の応援に行ったり、ちょっとだけ試合に出させてもらったり。
じいちゃん、ばあちゃんの家に行ったりもした。
夏休みは毎日楽しいけど、なんとなく物足りないと思うのは、雷斗がいないからかな……。
あんなに毎日うるさかったから、いなくなると急に静かになって変な感じだ。
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今日は八月十三日。
地元でやる花火大会に、八雲たちと一緒に行く日だ。
今日は虹架ちゃんもいる……!
虹架ちゃんと会うのは雷斗が成仏して以来だから、すごく緊張する……。
「晴真、ずっとソワソワしないでよ。キモいんだけど」
相変わらずウッキーは毒舌すぎる。
「うるせーな」
「女子たち、浴衣着てくれたりしてな〜」
ゆ、浴衣……!?
虹架ちゃんの、浴衣!?
「晴真、顔に出すぎ。だからキモいって」
「顔に出てたか!?」
「すごくニヤニヤしてた」
「し、してねぇ! つーか八雲、なんでお面かぶってんだよ?」
八雲は屋台で買ったらしいキャラクターのお面をかぶっている。
「あ、オレがかぶせた。八雲がいると八雲ファンの女子たちに見つかった時タイヘンだから、矢野さんが顔隠してって言ってたんだ」



