ライバルがユーレイなんて聞いてない!



 虹架ちゃんとの初めてのメッセージのやり取りだったのに……。

 めちゃくちゃ水を差されたような気分だけど、ウッキーの言うことを否定できないのがくやしい。


『あはは! ほんとにユッキーとウッキーがいるとあきなくて楽しいよね!』

「そうかぁ? こいつらトラブル持ち込みすぎだろ」

『そのおかげでオレは今ここにいる、って思ってるよ』

「だよなー! もっと感謝してほしい!!」

「うるせえユッキー、調子乗るな!」


 でも実際、雷斗と出会えたのは双子がいたからだと思う。

 元はといえば、ユッキーが肝試ししよう! と言い出したことがはじまりだった。
 雷斗って名前を思い出すきっかけを作ったのは、ウッキーだし。

 調子に乗るから絶対言わないけど。

 もし雷斗がユーレイじゃなくて、ふつうに同級生として出会えていたら――こんな風に毎日さわいで笑ってたのかな。

 今よりもっとさわがしくなってたんだろうな。


「そろそろ真白さん来る?」

「そうだね。八雲、夕季、ボクらはかくれて見ていようか」

「えーーっ! なんでだよ!?」

「だって、雷斗のコクハクだよ? 晴真はともかく、ボクたちはジャマでしょ」