ライバルがユーレイなんて聞いてない!



 八雲はあまり口数多くないから、そんな風にいうなんてめずらしいな……。


『オレもすっっっごい楽しかった!』


 雷斗が満面の笑みを浮かべながらいった。


『みんなのおかげで久しぶりに学校にも行けたし、めっちゃ楽しかったよ!』

「オレも楽しかった! ユーレイと話すなんてなかなかないしな!」

「うん、八雲と晴真のおかげだね。主に八雲だけど」


 ウッキーは一言多いんだよな。
 実際その通りなんだけどさ。


『だから、今日このままでいい。術をかけたらユッキーとウッキーは視えなくなっちゃうし、虹架ちゃんをおどろかせたくないしね』

「そっか、わかった」

「まあ、真白さんがこの後来てくれるかどうかわかんないけどな」

「あ、来るって」


 ――えっ。


「今日だとうれしいです、って返信したらわかりました、って返事きたよ」

「お前何勝手に返信してんだよ!?」


 オレのスマホだぞ!?


「だって晴真に任せると一文字打つだけで時間かかるんだもん」

「さすが雨季! オレの弟はシゴデキだな!」

「さすが双子、お前ら余計なことしかしないよな……」


 改めてスマホの画面を見ると、「わかりました。着いたら連絡します」というメッセージが表示されていた。

 俺はあわてて「ありがとう! 気をつけて来てね」と返信する。