ライバルがユーレイなんて聞いてない!



 雷斗がケラケラ笑っている。
 もう涙はどこにもない。


『取り憑いたのが晴真でよかったよ』

「どーゆー意味だよ?」

『だって晴真が黎の友達だったおかげで、いろいろわかったじゃん?』

「確かに。調べてくれたのは八雲だもんな」

「オレはオマケかよ!!」

『虹架ちゃんともまた会えたしね』

「ぐぬぬ……」


 ぶっちゃけ虹架ちゃん、雷斗のことどう思ってたんだろう。
 仲はよかったみたいだし、雷斗が亡くなったと聞いた時はつらかったんじゃないかな。

 勢いのまま消しゴム返しに行くぞ! って言っちゃったけど、虹架ちゃんにつらいこと思い出させることになるかもしれない。

 いやでも、この消しゴムが雷斗の未練だったなら返さないわけにはいかない。

 もうメッセージ送っちまったし……。


「!! うわあ!!」

「どうした晴真!」

「にじ、真白さんから返事きた!!」

「おおっ!」


 や、やばい、緊張する……!!
 おそるおそるDMの画面を開く。


《小日向くんこんにちは。メッセージありがとう。えっと、それは今日ですか……?》