ライバルがユーレイなんて聞いてない!



「サンキュー! 矢野さんと陽生さんもフォローするね〜!」

「別にいいけど……」

「よろしくね〜」


 虹架ちゃんと相互フォローになれたことはうれしい。

 でもなんだろう、なんかわかんないけどくやしいっ!

 つーか女子と連絡先交換するのって、もうちょっと緊張しないか?
 雷斗は生きてた頃からこうやって、自然と女子を遊びにさそってたんだろうか。


『チャラいやつ!』


 虹架ちゃんと相互フォローになれてラッキーだけどな!


「……あ」


 急に八雲が何かを思い出したようにつぶやいた。
 どうかしたのか?


「なになに、黎? どーかした?」


 俺のセリフ取るなよ、バカ雷斗。
 つーかいい加減体返せ!


「……いや、花火大会の前にうちに遊びに来ない?」

「えっいいの?」

「いくいくー!」

「オレもー!!」


 だから俺のセリフ取るな!


「雷斗が来るなら晴真も来るよね」


 そういうと八雲はバーン! と俺の背中をたたき、その拍子に雷斗がはじき出されて俺の意識が元に戻る。


「待ってるね、晴真」

「お、おお。助かったけど、もうちょっと加減してくれね?」


 背中がヒリヒリ痛かった。