ライバルがユーレイなんて聞いてない!



 *


 昼休み。
 俺、八雲、ユッキー、ウッキーの四人は理科室でしゃべっていた。

 なんで理科室かというと、次の授業がここで実験だからだ。
 早めに行ってここでしゃべろーぜ、というユッキーの提案に乗ったのだった。

 教室にいると八雲目当ての女子たちがうるさいし。


「晴真はいつ真白さんに告白するんだ?」

「――ブッ」


 ユッキーのやつ……さっきまでお笑いの話してたのに急になんつーバクダン落とすんだよ!!

 脈絡なさすぎだろ!


「夕季、ダメだよ。晴真には晴真のペースがあるんだから」

「だってよー、雨季」

「晴真はこう見えてヘタレなんだから! なかなか言えないんだよ!」

「おーいウッキー??」


 ウッキーはいつもうるさいユッキーに比べると、おとなしいが実はなかなかに毒舌だったりする。
 無害そうな顔して急にブッ刺してくるんだ。


「……晴真は真白さんに告白したいことがあるの?」


 八雲が首をかしげる。


「おいおい八雲、何言ってんだよ!」

「何の告白? 真白さんに何かしちゃったの?」

「え、マジかよこいつ」


 八雲は女子の間ではクールなイケメン! ってことになってるけど、実際は単なるボーッとしたやつだ。
 基本的にワンテンポ遅い。