ライバルがユーレイなんて聞いてない!



 言われてみれば、ウッキーの言う通りじゃん。
 霊を視る術が使えるなら、成仏させることもできるんじゃね!?


「いや無理」

「無理なんかい!」

「うちはお祓いは生業としてないから」

「そうなのか……」

「でも、多分だけど雷斗の記憶が戻れば自然と成仏できるんじゃない?」


 それは確かに。
 こいつは記憶喪失でなんで死んだのかもわからないんだもんな。

 その原因をつき止めるしかないってわけか。


「よーし! みんなで雷斗の記憶探しだー!」

『いえーい! 頼むぜー!』

「夕季、なんか策があるの?」

「ないけど、名前が思い出せたんだから何とかなるだろ!」

『そうだな!』


 いや本当か……?

 はっきり言って不安しかないけど、もはややるしかないって状況だ。
 俺も仕方なくユッキーと雷斗につき合うことにした。


 *


「――って、協力するとは言ったけどさぁ。なんでお前が俺ん家にいるんだよ!」


 とりあえず今日は解散することになり、帰宅したらなぜか雷斗もくっついてきていた。


『なんでだろーな?』

「俺が聞いてんだよ!」

『多分だけど、晴真がいるところじゃないとオレも移動できないっぽい』


 どういうことだ……?