ライバルがユーレイなんて聞いてない!



 よく見ると、そいつの体は透けている。
 半透明の肌からグレーの空が透けて見えている。

 ど、どういうことだ?
 まさか、目の前にいるこいつは……ユーレイ!?


『えー? まさか本当にオレのこと視えるの!?』

「うわーーーー!!」


 どうなってるんだ!?
 なんでユーレイが目の前にいるんだよーー!!


「おい、どうしたんだよ晴真」

「急にどうしたの?」


 ユッキーとウッキーは不思議そうに俺の顔をのぞきこむ。


「お前らっ、アレが視えないのか!?」

「「アレ?」」


 二人とも同じ方向に首をかしげる。
 さすが双子、息ピッタリだな! ……って、今はそれどころじゃねーよ!!

 俺にしか視えてないのか!?!?


「あ、あ、うそだろ……っ」


 なんだよ、これ。
 もしかして俺、死ぬのか?

 ユーレイが視えるってことは、俺もしんじちまうのか?


「いやだーー!! たすけてくれ!!」

「落ち着いて、晴真」


 両手で頭をかきむしる俺の肩を八雲が叩く。


「大丈夫、多分悪い霊ではないから」

「え……?」

「そうだよね。誰だかわからないけど」

『ん? 君もオレのこと視えてんの?』