ライバルがユーレイなんて聞いてない!



 ユッキーとウッキーも駆け寄ってきた。
 どうやら全員無事らしい。


「晴真! 大丈夫なの?」

「ああ。八雲も大丈夫か?」

「うん」


 八雲はこくりとうなずく。
 それを聞いてホッとした。


「びっくりしたなぁ。何が起きたんだ?」

「雷に打たれた……よね?」

「そんな気がしたけど、何ともねーんだ」

『雷に打たれても無事ってすごいね! 君って不死身?』


 ……ん?


「今の、ウッキーか?」

「え! ボクじゃないよ」


 なんか今、しゃべったやつが一人多かった気がするんだけど気のせいか?


「不死身って言ったのユッキー?」

「言ってねーけど」

「じゃあ八雲?」

「俺でもないよ」

『あはは! オレだよ〜!』

「…………は?」


 俺は自分の目を疑った。
 この場にいたのは俺を含めて四人だったはずなのに、もう一人いた。

 いつの間にかいたそいつは、俺の目の前でふわふわと浮かんでいた。
 そう、浮かんでいたんだ。

 宙に浮いて俺の方を見て、楽しそうに笑っていた。


「な、なんだお前!?」

『えっ。オレのこと視えるの?』


 はあ!? 視える!?