リベンジ♡ラブ

幼い頃から、私はずーっと、ご近所のお兄さんが好きだった。
彼は【いおにぃ】。

5歳年上のご近所のお兄ちゃんで、なんだかんだでいつも私と妹の遊び相手をしてくれた。

「いおにぃ!
今日はね、隠れんぼしよ!」

「いいけど…
お前らすぐ見つかるじゃん…」

「そんな事ないよっ!
隠れるよ、あいか!」

私は妹を連れて茂みに隠れた。

♦︎♦︎♦︎

そんな幼かった私ももう、14歳。
立派な女子中学生だ。

いおにぃは19歳になったらしい。
もう、高校を卒業する頃で。
彼は東京の大学に行くんだって。

んで、私は決めた!

今日告白して、いおにぃの彼女になるって!

「いおにぃ!」

「あぁ、ひなこか…」

「あのね、いおにぃ…」

「なに?」

「ひな、いおにぃの事好きなのッ!
彼女にして下さい!!!」

「あのさ…
俺…」

「うん!」

「バカは好きじゃないんだよ。」

え…
今なんて言った…?

確かにバカという言葉と…
好きじゃない…?

そして、いおにぃは去っていった。

私はこっぴどく振られたのだ…

♦︎♦︎♦︎

「あ"ぁ"〜!
夢かぁ…」

私は少し狭いシングルベッドから起き上がり、冷蔵庫を開けると、ペットボトルの水を飲んだ。
カラカラの喉に冷たい水が心地いい。

段々と頭は覚醒していく。

また、あんな夢を見るなんて…

もう、吹っ切れた…はず、なのに…

今だに【いおにぃ】の呪縛は解けやしない。
あれから、7年が経ち、私は21歳。
猛勉強して慶應大学に入学して、東京で一人暮らししている。
就活中だが、中々決まらない。

そろそろ決めないと、ニートかフリーターだよ…

私は今日のスケジュールを確認する。
えーと、企業見学会か。
まぁ、面接では無いけど…
気合い入れていこう!