***
「教室、入らないんですか? クラス分け、向こうに出てましたよ」
声をかけてみたら、ようやく顔をあげて私を見下ろす美少女。
近くで見たら陶器みたいにツルツルのお肌、まるで小動物みたいにウルウルした大きな瞳、なにも塗ってなさそうなのに桜と同じ色のプルンとした愛らしい唇。
遠目でも近くで見ても正真正銘の儚げな美少女に、私は息を呑んだ。
小学校のクラスメイトだったマナちゃんも可愛かったけど。
この女の子といったら、桐生くんと初めて出会った時ような衝撃を受けるくらいの美しさ、可愛らしさは芸能人クラスだ。
私をじぃっと見下ろしていた彼女の大きな瞳から涙が一筋ポロリと落ちた。
「あ、あの、なにか困りごとでも?」
「福……?」
「え? なんで、私の名前を知ってるんですか? 前に会ったことって……?」
今、福って言ったよね? なんで?
泣き出した美少女の口から私の名前がこぼれたことにビックリなんだけど、今度は泣きながらニッコリと笑ってることに更に驚く。
「福? やっぱり、福やんね? ウチの福やんな? 帰ってきてくれたんやな、会いたかったで。めっさ、会いたかったでえ」
そう言ってガバリと私を抱きしめた彼女の腕の力は、想像を絶した。
私のあばら骨や背骨がギリギリと痛む。お願い、苦しい、ゆるめて下さい~!
「教室、入らないんですか? クラス分け、向こうに出てましたよ」
声をかけてみたら、ようやく顔をあげて私を見下ろす美少女。
近くで見たら陶器みたいにツルツルのお肌、まるで小動物みたいにウルウルした大きな瞳、なにも塗ってなさそうなのに桜と同じ色のプルンとした愛らしい唇。
遠目でも近くで見ても正真正銘の儚げな美少女に、私は息を呑んだ。
小学校のクラスメイトだったマナちゃんも可愛かったけど。
この女の子といったら、桐生くんと初めて出会った時ような衝撃を受けるくらいの美しさ、可愛らしさは芸能人クラスだ。
私をじぃっと見下ろしていた彼女の大きな瞳から涙が一筋ポロリと落ちた。
「あ、あの、なにか困りごとでも?」
「福……?」
「え? なんで、私の名前を知ってるんですか? 前に会ったことって……?」
今、福って言ったよね? なんで?
泣き出した美少女の口から私の名前がこぼれたことにビックリなんだけど、今度は泣きながらニッコリと笑ってることに更に驚く。
「福? やっぱり、福やんね? ウチの福やんな? 帰ってきてくれたんやな、会いたかったで。めっさ、会いたかったでえ」
そう言ってガバリと私を抱きしめた彼女の腕の力は、想像を絶した。
私のあばら骨や背骨がギリギリと痛む。お願い、苦しい、ゆるめて下さい~!

