「福ちゃん、どうやって痩せたの?」
という女子たちからの質問には「間食を絶った」とウソをついた。
言えるわけない、あの桐生くんと毎朝走っていたなんて。
いや、ちょっと語弊がある。
桐生くんは自転車で伴走していただけだったな。
それでも桐生くんには本当に感謝している。
だって、見た目が変わったところで私自身の中身は変わってないってことに気づけたから。
どうしたって誰かの目を気にしていたり、波風立てないようにひっそり生きる癖は抜けないってこともイヤってほどわかったけど、がんばれば自分でもここまで痩せられることがわかったのもまた桐生くんに感謝すべきことだ。
ただ、それだけでは桐生くんは不服そうな様子。
見た目以外は三ヶ月前となんら進歩のない私に、多分苛立ってるようだ。
「福ちゃん、ちょっといい?」
顔の目の前で手を合わせ苦笑いしているマナちゃんと、その後ろにいる取り巻き立ち。
いつか見た光景がまたデジャヴのように繰り返される日々は変わることはない。
だけど――。
という女子たちからの質問には「間食を絶った」とウソをついた。
言えるわけない、あの桐生くんと毎朝走っていたなんて。
いや、ちょっと語弊がある。
桐生くんは自転車で伴走していただけだったな。
それでも桐生くんには本当に感謝している。
だって、見た目が変わったところで私自身の中身は変わってないってことに気づけたから。
どうしたって誰かの目を気にしていたり、波風立てないようにひっそり生きる癖は抜けないってこともイヤってほどわかったけど、がんばれば自分でもここまで痩せられることがわかったのもまた桐生くんに感謝すべきことだ。
ただ、それだけでは桐生くんは不服そうな様子。
見た目以外は三ヶ月前となんら進歩のない私に、多分苛立ってるようだ。
「福ちゃん、ちょっといい?」
顔の目の前で手を合わせ苦笑いしているマナちゃんと、その後ろにいる取り巻き立ち。
いつか見た光景がまたデジャヴのように繰り返される日々は変わることはない。
だけど――。

