言葉を探す。 共鳴はない。 代わりに、言葉がある。 「君と並んで立つ存在でいたい」 私は、頷いた。 「それで、十分です」 境界は、揺れない。 壊れない。 ただ―― 人間と人魚の間に、初めて“選択”が残った。