泡のような世界で君と恋をする

「必要ないからだ」

ざわめき。

「王家の力に依存しない境界が、成立した」
「それが、澪の選択の結果だ」

沈黙。

やがて。

「……認めよう」

長老のひとりが、絞り出すように言った。

「人間・澪を」
「境界協定の象徴として」

完全な受容ではない。

だが――
排除の時代は、終わった。