泡のような世界で君と恋をする

――その後

王の間。

長老たちは、言葉を失っていた。

「境界は、安定している」
「共鳴なしで……」

信じられない、という顔。

ルシアは、玉座に座らなかった。

立ったまま、言う。

「澪は、鍵ではない」
「扉でも、道具でもない」

「境界に立つ“意思”だ」

誰も、反論できない。

結果が、すべてを示していた。

「共鳴は、復活しない」

はっきりと、言う。