泡のような世界で君と恋をする

「……少しなら」

三人は、王ではなく
ルシア本人として彼を見ていた。

「共鳴、封じたんだろ」
カインが言う。

問いではなかった。

「……ああ」

「無茶だ」
ミルルが静かに言う。

「王としても」
「個としても」

責める声ではない。

だからこそ、ルシアは言葉を失う。

「……正しい判断だった」

「それは分かってる」
セリオが言った。

「でもな」

一歩、距離を詰める。