泡のような世界で君と恋をする

「澪を守ると決めたのは、私だ」

その時、カインが周囲を見回し、息を詰めた。

「……この結界……」

「最近、動かされてる」

決闘の痕跡。
破られ、再構築された結界の揺らぎ。

「核が……人間の気配に反応してる……?」

ルシアの拳が、強く握られる。

「澪だ」

断定だった。

「この結界は外敵を拒む」
「だが澪は、拒まれていない」

「……中に、いるってことか」

「いる」