泡のような世界で君と恋をする

「だが」
少し間を置いて、続ける。
「戻れもしない」

それでいい、と澪は思った。

「じゃあ」
一歩、下がる。

「また、会えますよね」

共鳴はない。
確信もない。

それでも。

ルシアは、はっきり言った。

「ああ」
「境界がある限り」
「選択がある限り」

私は、笑った。