「ひどいこと言ったから。傷つけたし、嫌われた」
私が掴んだ手を振り払い、また、そんなことを言う。
「私、未桜が羨ましいよ。未桜に、なりたいな…」
なんで、後ろ向きなことばっかり言ってるの?
さっきから言おうか迷ってたけど、言わないとダメだ……。
「彩はさ…口悪いし、素直じゃないし、勘違いしてるし。結構なバカだよ」
「え‥‥」
彩が戸惑う。
「だけど、友達思いで、元気で、いつも笑顔で…私は彩のこと尊敬してた」
「まさか」
「誰にでも好かれて、すぐ仲良くできて。接しやすくて。声も大きくて」
「最後の、悪口じゃない?」
「短所も多いけど、長所のほうが数えきれないくらいいっぱいある」
そんな彩のことを、小此木先輩が好きにならないわけないじゃん。
だから、そんなこと言わないで。
羨ましいなんて…なりたいだなんて言わないで。
彩だから友達になったんだよ、私。
他の人たちは私の言うことに頷いたり、一緒!とかって同意するのに、次に聞いたら全然違うこと言ってる。
そんな中で彩は、自分の意見をはっきり言って、たまに口が悪くなるのにみんなから嫌われないで、いつも中心にいた。
…すごいなあ、いいなあって。
ずっと、ずっと思ってた。友達になる前も、なってからも。
気持ちを声に出して言うの、難しいよ、私。
「変なの。それ、励まされてるのかどうかわかんないし」
私が掴んだ手を振り払い、また、そんなことを言う。
「私、未桜が羨ましいよ。未桜に、なりたいな…」
なんで、後ろ向きなことばっかり言ってるの?
さっきから言おうか迷ってたけど、言わないとダメだ……。
「彩はさ…口悪いし、素直じゃないし、勘違いしてるし。結構なバカだよ」
「え‥‥」
彩が戸惑う。
「だけど、友達思いで、元気で、いつも笑顔で…私は彩のこと尊敬してた」
「まさか」
「誰にでも好かれて、すぐ仲良くできて。接しやすくて。声も大きくて」
「最後の、悪口じゃない?」
「短所も多いけど、長所のほうが数えきれないくらいいっぱいある」
そんな彩のことを、小此木先輩が好きにならないわけないじゃん。
だから、そんなこと言わないで。
羨ましいなんて…なりたいだなんて言わないで。
彩だから友達になったんだよ、私。
他の人たちは私の言うことに頷いたり、一緒!とかって同意するのに、次に聞いたら全然違うこと言ってる。
そんな中で彩は、自分の意見をはっきり言って、たまに口が悪くなるのにみんなから嫌われないで、いつも中心にいた。
…すごいなあ、いいなあって。
ずっと、ずっと思ってた。友達になる前も、なってからも。
気持ちを声に出して言うの、難しいよ、私。
「変なの。それ、励まされてるのかどうかわかんないし」


