「いつもそうだ。自分だけ味方がいない?お前と俺がケンカした時はいつも俺が両親にも怒られてたし、未桜にも怒られてた。逆じゃねーの。お前は妹だからって可愛がられていいよな。兄は妹の基準って母親にいつも言われて、父さんは…最近は違うけど、家事のことなんもしなくて俺がいっつもやって。そんなお前が叔母さんがいる海外に引き取られた瞬間、勉強熱心になって学年一位取って。海外の中学校通って毎日楽な来るまでの送り迎えに、習い事は自分の好きなものだろ?俺は陸上だって家のことあっからってあんま部活行ってなかったし、成長できてねーのに。お前ばっかり俺のずっと前歩いて…」
蓮に詰め寄り睨みつける。
ただただ蓮は固まったまま、俺を怪物でも見るような目で見てきた。
「涼ちゃん!言いすぎだよ…」
未桜が俺の腕を引っ張り、蓮から距離を取らせた。
「あ‥。蓮、悪い…」
「お兄ちゃんのバカ!心配して来たのに!」
え?
ハッとして玄関横を見ると、大きなスーツケースがあり、蓮も重たそうなリュックを背負っていた。
まさか……。
「元気そうだったってパパにも言っといてあげる。電話だってしてあげてないんでしょ!ホント自分とこの人のことしか考えてない、自分勝手!」
鼻が赤くなっていた。口も若干震えている。
「なんで、こんな憎まれ口しか言わねーんだよ。だから未桜もみんな勘違いして離れてくんだろうが。自業自得だ」
「涼ちゃん!!」
俺が蓮に言い返すと、未桜が大声を出して俺を止めたが時すでに遅し。
蓮の目には涙がたまっていて、蓮が瞬きをすると一斉に頬を伝って服や床にこぼれていった。
「蓮ちゃ…あ、五十嵐さん!えっと…えと…これで拭いて!」
未桜が俺の後ろから飛び出して蓮の周りであたふたと動き回っている。
こんな時にも、さっき連にちゃん付けするなということを覚えていたのか、苗字でしかもさん付けをしている。
俺はそんな光景をぼーっと見ているだけで、何もできなかった。や、しなかった。
「……ごめん、蓮」
蓮に詰め寄り睨みつける。
ただただ蓮は固まったまま、俺を怪物でも見るような目で見てきた。
「涼ちゃん!言いすぎだよ…」
未桜が俺の腕を引っ張り、蓮から距離を取らせた。
「あ‥。蓮、悪い…」
「お兄ちゃんのバカ!心配して来たのに!」
え?
ハッとして玄関横を見ると、大きなスーツケースがあり、蓮も重たそうなリュックを背負っていた。
まさか……。
「元気そうだったってパパにも言っといてあげる。電話だってしてあげてないんでしょ!ホント自分とこの人のことしか考えてない、自分勝手!」
鼻が赤くなっていた。口も若干震えている。
「なんで、こんな憎まれ口しか言わねーんだよ。だから未桜もみんな勘違いして離れてくんだろうが。自業自得だ」
「涼ちゃん!!」
俺が蓮に言い返すと、未桜が大声を出して俺を止めたが時すでに遅し。
蓮の目には涙がたまっていて、蓮が瞬きをすると一斉に頬を伝って服や床にこぼれていった。
「蓮ちゃ…あ、五十嵐さん!えっと…えと…これで拭いて!」
未桜が俺の後ろから飛び出して蓮の周りであたふたと動き回っている。
こんな時にも、さっき連にちゃん付けするなということを覚えていたのか、苗字でしかもさん付けをしている。
俺はそんな光景をぼーっと見ているだけで、何もできなかった。や、しなかった。
「……ごめん、蓮」
