その日は先輩のわがままもたくさん聞けた。『旭って呼んで』、『桜叶とキスしたい』など言ってもらい、そのたびに体温が40度を超えた気がする。
ファーストキスも先輩からもらえて、なんと旭先輩も初めてだった。という衝撃的な事実を教えてもらえた。
私と付き合った理由を前に聞いた時は『さぁ』なんて誤魔化されてしまったけど、今ならその理由がわかる。
とにかく、たくさんの愛情と初めてを旭先輩からたくさんもらって、私は幸せの絶頂だった。
だけど、そうは言ってもその幸せは長くは続かなかった。
ある日中休みに先輩に呼び出された。
次のデートのことかな?なんてのんきなことを考えていた自分を今は恨む。
『別れよう』
たった一言。それだけで私の胸はバラバラに壊れ、崩れ落ちた。
なんで?聞いたら先輩はごめん、としか言わない。嫌だ、なんて言ったら先輩を困らせるだけだから言わなかったけど、本当は言いたくてたまらなかった。
『わかりました…』
私が言えば、先輩はとても苦しそうな顔をしてこちらを見ていた。
意味が分からなかったけどね、その時は。
放課後、忘れ物を取りに遅い時間に先輩のクラスの階を通った時、中から二、三人男子がいて誰もいないと思っているのか大声で何かを話していた。
教室のドアは開いていたから、さすがにクラスの前を突っ切れば一年生の私がいることがバレてめんどくさいことになるため、仕方なくその男子たちがいる教室の後ろのほうで立ち止まるしかなかった。
そうなると自然に聞こえる、男子たちの会話。
『三谷、あいつようやくかよ~』
『なーっ。もう賭けの期間は過ぎてるっつーのに。長かったよな』
え?旭先輩?賭け?期間?何の話?
嫌な予感がして、そっとその人たちの話に聞き耳を立てた。
『俺らが一年の柊木と一か月付き合えるかっていう検証して賭けようぜ。って言ったら、三谷のやつ、無言で俺らのとこ来て初めて賭けをするって言ったと思えば、いきなり『俺が検証する。お前らは賭けでも何でもしてろ』なんて言うから驚いたぜ』
何、どういうこと…?私が、賭けの対象?
ファーストキスも先輩からもらえて、なんと旭先輩も初めてだった。という衝撃的な事実を教えてもらえた。
私と付き合った理由を前に聞いた時は『さぁ』なんて誤魔化されてしまったけど、今ならその理由がわかる。
とにかく、たくさんの愛情と初めてを旭先輩からたくさんもらって、私は幸せの絶頂だった。
だけど、そうは言ってもその幸せは長くは続かなかった。
ある日中休みに先輩に呼び出された。
次のデートのことかな?なんてのんきなことを考えていた自分を今は恨む。
『別れよう』
たった一言。それだけで私の胸はバラバラに壊れ、崩れ落ちた。
なんで?聞いたら先輩はごめん、としか言わない。嫌だ、なんて言ったら先輩を困らせるだけだから言わなかったけど、本当は言いたくてたまらなかった。
『わかりました…』
私が言えば、先輩はとても苦しそうな顔をしてこちらを見ていた。
意味が分からなかったけどね、その時は。
放課後、忘れ物を取りに遅い時間に先輩のクラスの階を通った時、中から二、三人男子がいて誰もいないと思っているのか大声で何かを話していた。
教室のドアは開いていたから、さすがにクラスの前を突っ切れば一年生の私がいることがバレてめんどくさいことになるため、仕方なくその男子たちがいる教室の後ろのほうで立ち止まるしかなかった。
そうなると自然に聞こえる、男子たちの会話。
『三谷、あいつようやくかよ~』
『なーっ。もう賭けの期間は過ぎてるっつーのに。長かったよな』
え?旭先輩?賭け?期間?何の話?
嫌な予感がして、そっとその人たちの話に聞き耳を立てた。
『俺らが一年の柊木と一か月付き合えるかっていう検証して賭けようぜ。って言ったら、三谷のやつ、無言で俺らのとこ来て初めて賭けをするって言ったと思えば、いきなり『俺が検証する。お前らは賭けでも何でもしてろ』なんて言うから驚いたぜ』
何、どういうこと…?私が、賭けの対象?

