もう一回言って

「変なことって…」
涼ちゃんのこと傷つけたの私の方なのに。
二度…ううん、三度も。
「私の方こそ…涼ちゃんのこと、す…す」
「す?」
き!
言いたい、言いたい…言えない…言えない…。
「やっぱ…言いたくない」
お願いだから聞き返さないで。
「…そ。言いたくないならいい」
あ…。涼ちゃん、落ち込んでる‥。
私のせいで……なんで、こんなことしかできないんだろ、私は。
もう、どうにでもなれ!
そう思い、透けているのもお構いなしに涼ちゃんのほうに向きを変える。
「違うっ!大好き…大好きなの!だからっ、言いたくないって言うのは…恥ずかしいからってだけだから、好きだから!むしろ大好きだから!涼ちゃんのこと嫌いとか、好きじゃないとか…ありえないからね!?き、キスはびっくりはしたけど、嬉しかったし…それに、突き飛ばしてごめん。痛かったよね…。お願いだから、嫌いにならないで。一年生の子と付き合わないでっ…別れないで…!」
一気に全部言ったから息が苦しくなる。
鼻をすすり、涙を我慢する。
「ブッ!…ははっ」
へ?
なんで、涼ちゃん笑って…。
「限界っ、笑い堪えるの疲れたわ!ごめん、未桜。全部知ってた。だから泣かなくていい」
人差し指で私のでかけた涙をすくう涼ちゃんを見て頭の中が?で埋め尽くされる。
「ようやく、好きって…大好きって言ってくれて嬉しい。…ありがと」
私の肩を掴み優しく胸の中に包み込む。
ちょ、ちょっと待って!