絵文字も、スタンプもないただのやり取り。
上司と部下みたいだ。
【そうなんだ。じゃあ今週末予定空けておいて。俺の家で勉強しよ。一年のなら多分教えられるから】
【ほんとですか!ありがとうございます!】
楽しみ、というスタンプが初めて桜叶から送られた時だった。
ぁあ。この週末に俺の家に桜叶が来て色々あって初キスして……勉強どころじゃなくなって……。
思い出すと頭から湯気が出てきそうだ。
お互い初めてだったから、まともに目を合わせられなくて緊張したのを覚えている。
でも、幸せというものは長く続かないことを俺は思い知ることになる。
『おいおい三谷~。もう付き合う賭けの期間は過ぎてんぞ?そろそろ別れても良いんじゃないか?』
クラスの男子どもによく言われるようになったころ。
『桜叶ちゃんも大変だよなー。もしかしたらお前に冷めてるかもな。潮時なんじゃね?』
『うるさいな。俺は別れるつもりない』
そういいながらも、内心はいつかは終わるんだと覚悟はしていた。
そんな時、桜叶と桜叶とよく一緒にいる友達が話しているのを偶然聞いてしまった。
『ホント、良かったね桜叶。告白オッケーしてもらえて』
『うん!もし振られたら立ち直れなかったかも』
声を高くして嬉しそうに友達に話している桜叶の様子を見ると、罪悪感で息が苦しくなった。
潮時、か…。そうかもな。
『おーと。ちょっといい?』
作り笑いで桜叶を手招きし、俺は別れよう、と桜叶を振った。
『なんで?』とも聞かれたけど、そんなの言えるわけもなかった。
だけど、もし桜叶が許してくれるなら、もう一回本当に告白して付き合いたかった。
それは叶わなかったんだけどね、俺と…賭けをした男子らのせいで。
男子らは多分黒崎に何か言われたせいで、桜叶に何度も謝罪したということを後で聞いた。
桜叶が優しいおかげですぐに許してもらえたそうだ。
『おい三谷ー、柊木のこと好きだったんだって?一年の黒崎から聞いたぞ。何で言ってくれなかったんだよ』
ある日の中休みが終わる時、教室に戻ると賭けをした男子のうちの一人からそう言われた。
なんで、知ってるんだ?
上司と部下みたいだ。
【そうなんだ。じゃあ今週末予定空けておいて。俺の家で勉強しよ。一年のなら多分教えられるから】
【ほんとですか!ありがとうございます!】
楽しみ、というスタンプが初めて桜叶から送られた時だった。
ぁあ。この週末に俺の家に桜叶が来て色々あって初キスして……勉強どころじゃなくなって……。
思い出すと頭から湯気が出てきそうだ。
お互い初めてだったから、まともに目を合わせられなくて緊張したのを覚えている。
でも、幸せというものは長く続かないことを俺は思い知ることになる。
『おいおい三谷~。もう付き合う賭けの期間は過ぎてんぞ?そろそろ別れても良いんじゃないか?』
クラスの男子どもによく言われるようになったころ。
『桜叶ちゃんも大変だよなー。もしかしたらお前に冷めてるかもな。潮時なんじゃね?』
『うるさいな。俺は別れるつもりない』
そういいながらも、内心はいつかは終わるんだと覚悟はしていた。
そんな時、桜叶と桜叶とよく一緒にいる友達が話しているのを偶然聞いてしまった。
『ホント、良かったね桜叶。告白オッケーしてもらえて』
『うん!もし振られたら立ち直れなかったかも』
声を高くして嬉しそうに友達に話している桜叶の様子を見ると、罪悪感で息が苦しくなった。
潮時、か…。そうかもな。
『おーと。ちょっといい?』
作り笑いで桜叶を手招きし、俺は別れよう、と桜叶を振った。
『なんで?』とも聞かれたけど、そんなの言えるわけもなかった。
だけど、もし桜叶が許してくれるなら、もう一回本当に告白して付き合いたかった。
それは叶わなかったんだけどね、俺と…賭けをした男子らのせいで。
男子らは多分黒崎に何か言われたせいで、桜叶に何度も謝罪したということを後で聞いた。
桜叶が優しいおかげですぐに許してもらえたそうだ。
『おい三谷ー、柊木のこと好きだったんだって?一年の黒崎から聞いたぞ。何で言ってくれなかったんだよ』
ある日の中休みが終わる時、教室に戻ると賭けをした男子のうちの一人からそう言われた。
なんで、知ってるんだ?

