理由は置いといて…。
とりあえず下行って雨止むまで待ってるかな。
一人で一階まで行き、靴に履き替えてギリギリ濡れない所でただじっとして雨が降っている様子を眺める。
んー…この様子じゃしばらく止みそうにないな。朝見たニュースじゃ小雨ですぐ止むって書いてあったのに。
家までダッシュ?駅まで距離あるよな、こっからじゃ。
スマホを出して天気の様子を調べると、これから雷と風が強くなって台風になる可能性あり。と書いてあった。
このまま待ってたらもしかしたら学校に泊まることになっちゃうかもしれないし、駅まで走るかー。
そう思い、雨に濡れる覚悟で一歩前に出ると、確かに雨は降っているのに、全然雨粒が俺にかからない。
「え」
まさかと思って横を見ると、背伸びをして俺に傘を差しだしていた子を発見。
ほら、やっぱり優しい。
「桜叶……」
俺、今日やっぱり運いいかもしれない。大大大吉だな…。
「あとちょっとでずぶ濡れになるところだったのに何笑ってるんですかっ。私が部活じゃなかったら、先輩あのまま家帰って次の日風邪でしたよ?」
「あー…。そうかもね。てか、桜叶はどうしたの。部活」
「今日、卓球部とバスケ部が体育館使うので。バド部は追い出されました」
「そっか。じゃ、一緒に帰る?」
結構冗談で言ったのに、桜叶は一気に耳まで赤くさせてゆっくり首を縦に振った。
「わ、私の家で、休んでいきませんか…?先輩、私と離れたら傘ないから、風邪引くかもしれないですよ。家に来てくれれば傘貸します」
俺…一生分の運を使い果たしたかも。
付き合ってた頃、桜叶が俺の家に来てくれたことはあったけど、俺が桜叶の家に行ったことはない。
「家の人が大丈夫ならいいけど…」
「? 家の人って…?あっ、ぁあ!平気ですよ。お母さんは海外出張中なので」
じゃあ、二人きり…。ま、じか。
俺、持つのかな。好きな子の家で二人きり…。あーヤバい。想像しただけでヤバいかもしれない。でも行きたい。
「行く。傘は俺が持つよ。桜叶がずっと背伸びしてるの大変でしょ」
とりあえず下行って雨止むまで待ってるかな。
一人で一階まで行き、靴に履き替えてギリギリ濡れない所でただじっとして雨が降っている様子を眺める。
んー…この様子じゃしばらく止みそうにないな。朝見たニュースじゃ小雨ですぐ止むって書いてあったのに。
家までダッシュ?駅まで距離あるよな、こっからじゃ。
スマホを出して天気の様子を調べると、これから雷と風が強くなって台風になる可能性あり。と書いてあった。
このまま待ってたらもしかしたら学校に泊まることになっちゃうかもしれないし、駅まで走るかー。
そう思い、雨に濡れる覚悟で一歩前に出ると、確かに雨は降っているのに、全然雨粒が俺にかからない。
「え」
まさかと思って横を見ると、背伸びをして俺に傘を差しだしていた子を発見。
ほら、やっぱり優しい。
「桜叶……」
俺、今日やっぱり運いいかもしれない。大大大吉だな…。
「あとちょっとでずぶ濡れになるところだったのに何笑ってるんですかっ。私が部活じゃなかったら、先輩あのまま家帰って次の日風邪でしたよ?」
「あー…。そうかもね。てか、桜叶はどうしたの。部活」
「今日、卓球部とバスケ部が体育館使うので。バド部は追い出されました」
「そっか。じゃ、一緒に帰る?」
結構冗談で言ったのに、桜叶は一気に耳まで赤くさせてゆっくり首を縦に振った。
「わ、私の家で、休んでいきませんか…?先輩、私と離れたら傘ないから、風邪引くかもしれないですよ。家に来てくれれば傘貸します」
俺…一生分の運を使い果たしたかも。
付き合ってた頃、桜叶が俺の家に来てくれたことはあったけど、俺が桜叶の家に行ったことはない。
「家の人が大丈夫ならいいけど…」
「? 家の人って…?あっ、ぁあ!平気ですよ。お母さんは海外出張中なので」
じゃあ、二人きり…。ま、じか。
俺、持つのかな。好きな子の家で二人きり…。あーヤバい。想像しただけでヤバいかもしれない。でも行きたい。
「行く。傘は俺が持つよ。桜叶がずっと背伸びしてるの大変でしょ」

