言い終わったとたん、俺を掴んでいた手を離して威嚇してくる。
猫かよ……。
まだまだガキだな。
「このこと、桜叶に言ったらぶっ殺す」
ははは。物騒だな~。
二年の脅しなんて怖くないが…桜叶に俺が言ってプラスになること全くないし。むしろ、桜叶が黒崎のこと意識して良い雰囲気になる…なんてこともあるだろうしな。
「言われなくても、俺からは言わないよ。じゃ、帰っていい?」
「とっとと帰りやがれ」
「はいはい…」
俺に怒鳴った時に曲がったネクタイを直しながらも睨みつけられる。
「大切な女、ねぇ…」
黒崎に聞こえない場所まで来て、小さくつぶやく。
自覚させたのは俺だけど、ここまで来たら引き返せないな。本気出して桜叶に振り向いてもらわないと。
***
もう梅雨か…。
黒崎に怒鳴られてから早くも二週間が経つ。あれから桜叶とは話していないし、会ってもいない。
あいつから入れ知恵があったのか、俺の運がないのか…。
とはいえ、今日は俺の運がないようだ。
今日最後の授業が終わる直前、窓のほうを向くとガラスに水滴がたくさんついていて、外は薄暗くなっていた。
湿気がすごいから雨は嫌いなのに、傘を持ってきてないし、最悪だな…。
「起立、礼」
担任の声がしたら皆が一斉に散る。
雨が降っているせいでやはり傘を持ってきていない人は何人かいるようで友達にいれてもらうよう頼んでいた。
うーん‥俺はどうしよっかな。友達は帰っちゃったり、部活行っちゃったしな。
…部活、か。仮病して休んどこ。ここんとこ、部活には全く行っていない。行きたくても、行けないし。
猫かよ……。
まだまだガキだな。
「このこと、桜叶に言ったらぶっ殺す」
ははは。物騒だな~。
二年の脅しなんて怖くないが…桜叶に俺が言ってプラスになること全くないし。むしろ、桜叶が黒崎のこと意識して良い雰囲気になる…なんてこともあるだろうしな。
「言われなくても、俺からは言わないよ。じゃ、帰っていい?」
「とっとと帰りやがれ」
「はいはい…」
俺に怒鳴った時に曲がったネクタイを直しながらも睨みつけられる。
「大切な女、ねぇ…」
黒崎に聞こえない場所まで来て、小さくつぶやく。
自覚させたのは俺だけど、ここまで来たら引き返せないな。本気出して桜叶に振り向いてもらわないと。
***
もう梅雨か…。
黒崎に怒鳴られてから早くも二週間が経つ。あれから桜叶とは話していないし、会ってもいない。
あいつから入れ知恵があったのか、俺の運がないのか…。
とはいえ、今日は俺の運がないようだ。
今日最後の授業が終わる直前、窓のほうを向くとガラスに水滴がたくさんついていて、外は薄暗くなっていた。
湿気がすごいから雨は嫌いなのに、傘を持ってきてないし、最悪だな…。
「起立、礼」
担任の声がしたら皆が一斉に散る。
雨が降っているせいでやはり傘を持ってきていない人は何人かいるようで友達にいれてもらうよう頼んでいた。
うーん‥俺はどうしよっかな。友達は帰っちゃったり、部活行っちゃったしな。
…部活、か。仮病して休んどこ。ここんとこ、部活には全く行っていない。行きたくても、行けないし。

