もう一回言って


あっ、謝らないでよ…!

思いっきりバカとか、言えない。

「別にっ、いいけど…」

照れ隠しに素っ気なく言う。

顔が熱くて涼太を見れない。

「かわい。照れてる」

「かかかか可愛くなんかない!照れてもないっ!!」

見ないでよ!!

涼太の目を両手で隠す。

「も、ほんとに!!冗談いらないんだけど!」

絶対この顔見せないんだから!

「未桜の顔見たいんだけど」

「やだ」

「…………じゃあ、好きって言ってキスして?そしたら見ない。けど、言わないなら…」

目は手で塞いでるのに、楽しそうな笑みを浮かべる涼太。
絶対、からかってる!
~っ、いいもん。乗ってあげる!



「涼太。大好き。‥ちゅ」



目を覆ったまま、触れるだけのキスをする。
涼ちゃんがそれと同時に私の手を掴んで離させる。

「ちょっと待って…」

「‥?」