もう一回言って

大切にしたい、って言ってくれたのめちゃくちゃ嬉しい……。

「泣かせても、涼ちゃんのこと、好きだよ…。だけど、ありがと…っ」
今、瞬きしたら、涙出ちゃう……。
「っ、またそういうこと言う。あと、涼ちゃんじゃなくて涼太な。慣れて」
ビシッと指摘されて、涙が一気に引っ込む。

今まで涼ちゃんって呼んで来たんだから難しいに決まってるじゃん。
恥ずかしいし…。

「今日はなんでも許す。だったよな?」
ぐ…、そうだった。
自分で言っといて嫌はないか…。

ふぅ、と空気を吸い意を決する(さっきも呼び捨てで言ったけど、改めてだと余計緊張)。

「り…んむっ…ぁっ…」

まだ”り”しか言ってないんだけど!

涼太、って言ってほしかったんじゃないの!?

んぐぐ…甘くて、とろけるようなキス…。

こんなんじゃ文句、言えないじゃん。

「待ってよ…息できないって…」

「……かわいかったから、我慢できなかった。ごめんな?」