また、呼び出しをくらってしまった。
「好きです。付き合ってくださいっ」
ここ…星ヶ浦高校に来て何度目だろう。このセリフを聞くのは。
嫌な気分はしないけど…。私のような奴にそんなことを言うなんて、人生でどんな恐ろしいことがあったら言えるんだろうかと思う。
「ごめんなさい。今はそういうの考えてないから」
貼り付けた笑顔を浮かべてその場を去る。
今‟は”か…。
自分で言ってて笑っちゃう。何、それ。って。
先輩に振られたあの時から、私は一生恋をしないと決めたんだから。
「桜叶」
とっくにみんな帰っており、教室にいるのは私だけ。
そんな私に声をかけてくるのは一人しかいない。
「遅い、涼ちゃん」
「わりぃ。顧問が部活長引かせてさ…」
顔の前で両手を合わせ謝ってくる涼ちゃんこと、黒崎涼太は私の幼馴染。
「もぅいいよ。帰ろ。お腹空いた」
「俺は桜叶の母親かよ…。んで?今日は何がいい?」
「コロッケ…」
「おま…ほんとそれ好きだよな。先週もそれだっただろ」
涼ちゃんに半ば呆れられながらも帰路につく。
どうして私たちがこんな会話をしているかというと…。
―先週―
『ごめんねー!お母さんと涼太くんのお父さん、仕事の都合で明後日からオーストラリアに一年間出張しなきゃいけないのよ』
私が夕飯を食べ終わり、ソファでアイスを食べてのんびりしていたころ、呑気にそういうお母さん。
最初は何かの冗談かと思ったけど、だんだん話が詳しくなっていくと少し焦ってきた。
「好きです。付き合ってくださいっ」
ここ…星ヶ浦高校に来て何度目だろう。このセリフを聞くのは。
嫌な気分はしないけど…。私のような奴にそんなことを言うなんて、人生でどんな恐ろしいことがあったら言えるんだろうかと思う。
「ごめんなさい。今はそういうの考えてないから」
貼り付けた笑顔を浮かべてその場を去る。
今‟は”か…。
自分で言ってて笑っちゃう。何、それ。って。
先輩に振られたあの時から、私は一生恋をしないと決めたんだから。
「桜叶」
とっくにみんな帰っており、教室にいるのは私だけ。
そんな私に声をかけてくるのは一人しかいない。
「遅い、涼ちゃん」
「わりぃ。顧問が部活長引かせてさ…」
顔の前で両手を合わせ謝ってくる涼ちゃんこと、黒崎涼太は私の幼馴染。
「もぅいいよ。帰ろ。お腹空いた」
「俺は桜叶の母親かよ…。んで?今日は何がいい?」
「コロッケ…」
「おま…ほんとそれ好きだよな。先週もそれだっただろ」
涼ちゃんに半ば呆れられながらも帰路につく。
どうして私たちがこんな会話をしているかというと…。
―先週―
『ごめんねー!お母さんと涼太くんのお父さん、仕事の都合で明後日からオーストラリアに一年間出張しなきゃいけないのよ』
私が夕飯を食べ終わり、ソファでアイスを食べてのんびりしていたころ、呑気にそういうお母さん。
最初は何かの冗談かと思ったけど、だんだん話が詳しくなっていくと少し焦ってきた。

