1日限定の恋人〜一夜を共にした相手は昔好きだった同級生のCEOでした〜

 「パーティーは夜だ‼︎次は食事に行こう」

 えっ‼︎食事⁈

 時間を余すことなく有効に使いたいのか⁇
 一つ一つの行動が忙しく感じてしまう…
 まるで一分一秒でも時間がもったいないと急かされている気分だ…
私は目まぐるしく次々と連れ出されるサプライズデートに驚きっぱなしで尻込みしてばかりだ…

 パーティーに出席して欲しいと言われたり、結婚相手のふりまでして欲しいとまで言われ、私には全く悠人の真意が読めない…
 パートナー同伴なら他に誘えそうな人はいなかったのかな⁇
 私は悠人の本当の気持ちが分からなくて、困惑するばかりだった…

 ギューキュルルー
 確かに朝から何も食べていないから、お腹が空いてお腹の虫が鳴ってしまう…
 私はお腹を押さえて恥ずかしくなってしまった…

 悠人はそんな私の様子にクスッと笑って、「気付かなくて悪かったな⁉︎お昼にしよう‼︎」と私をまた車に乗せて食事の会場へと連れて行った…

 相変わらず強引に連れて行かれたのは隠れ家的な高級イタリアンのお店だった…
 普段の私の派遣の収入ではとても入れない様な高級なお店だ…

 「入ろう」と手を繋いで連れていかれたお店は、モダンな雰囲気のお洒落なお店だった…

 悠人はこういうお店に来慣れてるんだろうな⁇
 誰か別の女性を連れてくるのかな⁇
 私の中で自分勝手な嫉妬が芽生えているのが分かる…
 自分だけならいいのに…

 でもそれは醜い嫉妬だと分かっているから、考えない様に、何も感じていない様に、必死で自分の中に芽生える醜い嫉妬心を打ち消した…