偽カノ始めたら、彼の本気が止まらない件

「制服で行くつもりだった?」

「なんか、悠斗と一緒の時間って制服の事が多いから。良かった、言ってくれて」

「確かにそうなんだけど。……まあ、これから毎週末はデートだからその感覚も直ってくと思うよ?」

「そっか」

「あ、そうそう。私服の俺に惚れるなよ~?」

「言われなくても大丈夫」

「いや、違うでしょ。そこは、即否定するところじゃないし!」


バッサリ切り捨てるように言ったら、秒でツッコミがきた。

いやいや、本気にならない事っていう契約あるし。


「雫の私服、楽しみにしてるね?めっちゃ惚れると思う!」

「……契約違反じゃない?」

「そういう事言わない。いいじゃん、別に惚れたって。悪い事じゃないでしょ?」


悪い事じゃないかもしれないけれど、桐谷君の主張がよくわからない。