偽カノ始めたら、彼の本気が止まらない件

「ごめんなさい」


私はもう一度、深々と頭を下げた。


「ええっ?!いや、友だちも無理なの?」

「ごめんなさい」


ハッキリと理由を言った方がいいのかもしれないけれど、別に何と思われても構わないし、むしろ嫌われた方が都合がいい。

私はキラキラ君みたいに、相手を傷つけないようにとかそんな事、どうでもいいから、下手な言い訳なんかしない。

『ごめんなさい』がシンプルに拒絶できると思うし。

……それに、この人は確か、プロから声がかかってるほどのサッカープレイヤー。

私なんかよりもっと、彼女として相応しい人がいると思う。

だから、暇つぶしに私をからかってるんじゃないかって、どうしても疑ってしまうんだ。