偽カノ始めたら、彼の本気が止まらない件

そんな横川が、まさか私の事を好きでいてくれただなんて、これは夢なんじゃないかって思ったくらい。

彼の周りには常に人がいて、笑顔が絶えないくらい人気者だったから。


「あ、えっと……実は、私も横川の事がずっと前から好きでした……」


信じられない気持ちでいっぱいで、震えながら思い切って自分の想いを口にする。

緊張からか、最後の方、声が小さくなってしまった。

ちゃんと、横川に届いたかな……?

ドキドキしながら顔を上げると、横川が口元に手を当てて、顔を背けている。

照れてる……のかな?

私はギュッとスカートの裾を両手でつかんで、彼の返事を待った。

すると、横川が私の方に向き直り、口元から手を外す。