偽カノ始めたら、彼の本気が止まらない件

彼の答えに驚いて顔を上げると、キラキラ君と目が合った。

私の表情を見て、彼がクスッと笑う。


「そんなに驚く?」

「読むから借りたんじゃないの?」

「んー、借りれば栗原さんと接点できるかなって思って」

「接点?」


眉をひそめながら聞き返すと、キラキラ君は頷いた。


「同じクラスだけど、栗原さんって男を寄せ付けないじゃん?話しかけたいけど、男は話しかけんなオーラが出てるんだよね」

「はい。男なんてみんな滅びろって思ってるんで」

「うはっ!マジで?俺、滅びろって初めて言われた」


素直に答えると、可笑しそうに笑うキラキラ君。

結構、ひどい事を言ってると思うんだけど、彼はすごく楽しそう。


「何でそうなっちゃってんの?だから、告白されても全部断ってんの?」

「……別に。恋愛に興味ないし、あなたが知る必要ない事ですよ」