少しでも仲間だと思った自分を殴りたい。
私は、音をたてないようにそっと来た道を戻った。
カウンターに戻り、ため息をつきながら座る。
返却された本をチェックしていると、奥から桐谷君が出てきた。
図書室を出て行くかと思って、特に目で追う事はせずに作業を進めていると、スッと視界に一冊の本が入ってきた。
「えっ?」
「すみません、これ、借りたいんですけど」
驚いて顔を上げると、桐谷君と初めて目が合った。
「あ、はい……」
予測していなかった彼の行動に、少し動揺してしまう。
告白されて笑顔で好きな子がいるからと断って、相手の子がいなくなった後、無表情になってめんどくさいとつぶやいた直後に、映画化された恋愛小説を借りに来てる。
……正気?
ああ、もしかして、好きな子が好んでいる作品なのかな。
……別に私には関係ないけれど。
私は、音をたてないようにそっと来た道を戻った。
カウンターに戻り、ため息をつきながら座る。
返却された本をチェックしていると、奥から桐谷君が出てきた。
図書室を出て行くかと思って、特に目で追う事はせずに作業を進めていると、スッと視界に一冊の本が入ってきた。
「えっ?」
「すみません、これ、借りたいんですけど」
驚いて顔を上げると、桐谷君と初めて目が合った。
「あ、はい……」
予測していなかった彼の行動に、少し動揺してしまう。
告白されて笑顔で好きな子がいるからと断って、相手の子がいなくなった後、無表情になってめんどくさいとつぶやいた直後に、映画化された恋愛小説を借りに来てる。
……正気?
ああ、もしかして、好きな子が好んでいる作品なのかな。
……別に私には関係ないけれど。

