「……どこで聞いたの?」
「え?あ、さっき、廊下で男子が話してたの聞いちゃって。雫、告白されても即断るから、どうやったら振り向いてもらえるか相談してたよ」
いえ、どうやったら振り向いてもらえるかって、振り向くどころか、あなたを覚えもしません。
無駄な相談に時間を使ってるなんて。
「雫って、好きな人がいるの?だから、告白されても、全部ごめんなさいなの?」
「好きな人だなんてとんでもない。男子は全員信用できない」
「どういう事?」
私の答えに羽菜がわけがわからないという表情をしたので、こっそり中学の時のトラウマを話した。
それを聞いたとたん、羽菜は
「何それ!マジで許せないんだけど!」
と、自分の事のように怒ったからびっくりしてしまった。
てっきり笑われるかと思ったのに。

