偽カノ始めたら、彼の本気が止まらない件

でも、それは間違いだった。

実はそれは、私の反応がどうなのかっていうただのゲームで、彼の友達が隠れて見ていた。


『雫、ゴメン。俺、雫の事、恋愛対象で見た事ないし、友達以上に見れるわけないじゃん』

『雫の、私も好きでした……って言った顔、マジで面白かった。そんなガラじゃねぇのに』

『ガチすぎてツボった』


散々、バカにされて笑われて。

自分の気持ちを初めて口にしたのに、ネタにされて。

その日から、男子が信じられなくなった。

どんなに優しい言葉をかけられても、感謝を口にされても、全部、嘘。

そんな風に冷めた気持ちで一歩引いて、見るようになってしまった。

モテたくて媚びていたわけではないけれど、少しでも可愛いと思われたくて、身だしなみに気を付けたり、率先して何でも仕事を引き受けたり頑張っていた。

でも、それもバカバカしくなって、男子のために頑張るのを一切やめた。